「長期休暇明け、会社に行くのがつらくなってしまった…」「どうしても職場に行きたくない…」――そんな気持ちを抱える方が増えています。実際に、退職意思を本人に代わって伝える退職代行サービスへの依頼件数が急増しているとのことです。
引用元の記事(Yahoo!ニュース)によれば、例年より長かった年末年始の「9連休」明けで職場へ向かうハードルが高くなり、退職代行を利用する人が増えているとのこと。この記事では、そんな退職代行を利用する前に知っておきたい注意点や、そもそも退職するときに押さえておきたいポイントを整理します。

1.退職を考える背景
長期休暇明けは、仕事モードへの切り替えが難しくなる時期でもあります。加えて、以下のような事情が重なると「もう会社に行けない」と思い詰めてしまうことがあります。
- ハードな働き方に対する疲労の蓄積
年末まで休みなくがむしゃらに働いてきた反動で、長期休暇が終わると気力が尽きてしまう。 - 職場環境の悪化やパワハラ被害
度重なるパワハラや労働環境の悪化が理由で、心身の限界に達するケース。 - 有給休暇取得に対する不当な扱い
「体調管理も仕事のうちだ」と言われてボーナスを減らされるなど、法律や就業規則から逸脱していると思われる言動を受ける。 - うつ状態でも休職させてもらえない
医師からの診断があっても休職を許可されないケースなど、企業側の制度運用や理解不足が深刻な状況を生みやすい。
これらが重なった結果、「会社に直接退職を言い出す元気すらない」という方が増加している現状があります。
2.退職代行サービスの特徴
記事で紹介されている退職代行サービス**「モームリ」**のように、本人に代わって以下の手続きを行うサービスがあります。
- 勤務先への退職意思の伝達
- 退職届や会社備品の返送などの調整
- パワハラや労働環境の悪化など、会社側とのやり取りの代行
正社員・契約社員なら2万2000円、アルバイトなら1万2000円ほどの利用料で退職手続きをサポートしてくれるので、「会社に退職の意思を直接言いづらい」という方にとっては大きな助けになるでしょう。
3.退職時に注意すべきポイント
退職代行は「最後のとりで」ともいえる便利なサービスですが、利用の前に注意しておきたいことがあります。
(1)就業規則や労働条件を再確認する
- 雇用契約書や社内規定を見直し、自分の権利・義務を把握しておくことが大切です。
- 退職時に受け取れるはずの有給休暇の残日数、手当などは必ずチェックしましょう。
(2)必要書類をリストアップする
- 年金手帳や健康保険証、雇用保険被保険者証など、退職後に必要となる書類の有無を確認します。
- 企業に返却する備品(社員証、制服、社用携帯など)も一覧にしておくとスムーズです。
(3)社会保険や税金の手続き
- 退職後の健康保険(任意継続か国民健康保険か)、年金、住民税の支払い方法などを早めに把握する必要があります。
- 転職予定がある場合は、転職先での社会保険加入時期なども確認しておきましょう。
(4)トラブル回避の準備
- パワハラや不当な扱いを受けた場合、可能ならば証拠(日記、録音、メールなど)を収集しておくと、後々の交渉や相談先で役立ちます。
- 企業と労働トラブルになった場合、労働局や労働基準監督署、弁護士に相談する手もあります。
4.心身の状態を最優先に考える
「仕事を続けるのが心身ともに限界…」と感じている場合は、退職する・しない以前に自分の健康を守ることが最優先です。医療機関での受診やカウンセリング、あるいは家族・友人に相談することで、少しでも早くサポートを得ることが大切になります。
5.まとめ:退職の決断は慎重かつ迅速に
長期休暇明けには退職希望者が増える傾向があるのは事実ですが、自分が置かれた環境や労働条件をしっかり理解し、ベストな方法で退職することが大切です。
- 退職代行サービスはあくまで「退職の手続き」を代行してくれる存在。
- しかし、心身の健康を守り、今後のキャリアを見据えるためには、必要書類や社会保険の手続きを整理し、早め早めに行動することが大切です。
もし職場環境の不当性に悩んでいるなら、遠慮なく労働基準監督署や弁護士などの専門機関に相談してください。人生は一度きり。自分に合った働き方や環境を選び、新しい一歩を踏み出しましょう。
▼ 参考リンク
以上が、年始に急増する退職代行サービス利用の現状と、退職時に気を付けたいポイントのまとめです。「会社を辞めたい」と思ったときこそ、冷静に情報収集を行い、将来的に後悔しない決断を目指してください。